2018年10月8日（月・祝）に、兵庫中医薬研究会主催のイベント「美しく輝き続ける女性のための漢方セミナー」をスペースアルファ三宮にて開催致しました。

当研究会主催でのイベントは今回が初めてでしたが、多くの女性に興味を持っていただき、お陰様で受け付け期間を延長した追加募集となり、定員70名を上回る80名もの方々にご参加いただき大盛況となりました。

講演は、イスクラ産業中医学講師「劉伶」先生による女性の「気・血」などの過不足によるトラブルについて、また女性ホルモンや月経・妊娠・出産・更年期などに対する漢方や養生についてお話しいただき、中医学における「血」が不足する「血虚（けっきょ）」と呼ばれる症状についての解説や、それに対応できる食養生とおすすめの漢方薬についてのご紹介、また、ホルモンや老化現象とも深いつながりがある「腎」についても詳しく解説され、「老化」を遅らせるための養生法などもわかりやすく紹介いただきました。

なかでも、中国出身である劉先生が実際に経験された「中国の産後ケア」のご紹介（例：滋養効果の高いスープやお粥・ゆで卵などを1日5食・産後100日間は赤ちゃんのお世話以外は一切せずゆっくり休息をとる等・・）は、日本の産後ケアとは全く異なり、いかに「気血を補うか」「回復までしっかり体を休めるか」を重要視しており、会場のお客様も本場中国の産後ケアにびっくりされている方も多いようでした。

その後、実際に店頭で漢方相談をされている漢方ワカマツ薬局の児島圭子先生を交え、劉先生と児島先生による「Ｑ＆Ａコーナー」では、参加者からのご質問「妊娠しても漢方は継続して大丈夫？」「病院で処方される漢方と市販の漢方との違いは？」など、普段から気になっている皆様からの疑問を専門家の目線から分かりやすくアドバイスされていました。

その他、会場後方に設置された「人気の漢方アイテム」の板藍茶、晶三仙、亀鹿仙などを実際にお試しいただける「試飲コーナー」、体質チェック表により実際の漢方相談を体験いただける「漢方相談体験コーナー」などのブースも、休憩中や講演の前後の時間帯に大変賑わい、参加された方々に漢方をより身近に感じていただけたようです。

今回参加されたお客様からも「漢方の知識が無くても誰にでも分かる内容で良かった」「改めて血の大切さを知り月経中の過ごし方についても見直そうと思った」「補う・予防する、という考え方が面白いと感じた」など、生活の参考になったというお声を沢山いただきました。

お陰様で沢山の方々にご参加いただきありがとうございました。

今後のセミナー開催につきましても、当サイトでご案内させていただきます。